脂質異常症の治療

脂質異常症の治療でお悩みではありませんか?
脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールが多すぎる、もしくはHDL(善玉)コレステロールが少なくなる病気で、放置すると動脈硬化や心臓病、腎臓病などの原因にもなるので、早期改善が大切ですね。

 

 

健康診断での脂質異常症の基準値は以下の表のとおりです。

 

高中性脂肪血症

高LDLコレステロール血症 低HDLコレステロール血症

診断基準値

150mg/dl以上

140mg/dl以上
(境界域120〜139mg/dl)

40mg/dl未満

 

 

また、健康診断では正常でも、血液が普段とは異なる状態にが起きていることがあります。それは、血液中の血清という成分がにごっていることです。

 

 

この血清は、血液から赤血球などを分離させて取り除いたものになり、正常なら透き通っているのですが、中性脂肪値が高い異常がある人はにごってしまうのです。

 

 

これがあると心筋梗塞や狭心症など、命に関わる事態を引き起こすことがあるので注意が必要です。また、厄介なことに健診で中性脂肪が正常な人でも、にごりが出る場合があり、それが食後高脂血症です。

 

 

これは食後8時間ほどで中性脂肪値が下がる為、食後の2時間以上経過後の空腹時に血液検査を行う通常の健康診断では、異常なしと診断されてしまうのです。

 

 

そして、血液中の中性脂肪は脂肪酸に分解されて、体のエネルギー源として使われますが、食後高脂血症の方は内臓脂肪が増えているので、中性脂肪が十分に分解されず、レムナントいう残りかすができます、

 

 

これが血液のにごりの正体で、血管壁の内部に蓄積して、動脈硬化を起こしてしまうのです。

 

 

また、脂質異常症は多くの場合、自覚症状が現れるこはないので、気づかなうちに動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症など、命に関わる事態を引き起こすことがあるので注意が必要でしょう。

 

 

肉がコレステロールなどの内臓脂肪の原因と思っている方もいらっしゃいますが、穀物などの炭水化物で、動脈硬化は高脂肪食が招くのは誤解です。
いずれにしても、中性脂肪値が高い脂質異常症の治療で大切になるのが食事で、炭水化物などの糖質を出来るだけ控えるようにすることです。

 

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