断糖食は便秘にも効果的
断糖食は血圧を下げるのはもちろん、便秘にも効果的なのをご存じですか?
これまで食物繊維が便秘を解消すると思っていた方にはショックかもしれませんが、野菜を食べれば食べるほど便秘が酷くなることがあるので注意が必要です。
人は、牛などの草食動物とは違って食物繊維を消化する酵素を持っておらず、食物繊維が未消化のカスとして腸内を移動しながら、水分を吸って膨らみます。これが腸を詰まらせて、便秘の原因になることがあるからです。
一方、肉や卵などのタンパク質は消化液で全て消化されてしまい、カスが残りません。断糖食を忠実に実践すれば、腸内に食べカスが残らない為、便量が減ってきます。
ただ、毎日バナナ状の便を出すことが快便だと思っている人は、それを便秘だと勘違いする場合があるかもしれません。多くの人はそれなりの大きさの便が出ないと良くないと思っているものですが、それは昔の穀物などを中心の食事をしていた名残でしょう。
米や野菜などなどが中心の食事では、カスが多く作られるので、毎日排便しないと苦しくなるのは当然です。ですが、荒木式食事法である断糖食では、脂質を多く摂るようになるので便秘の解消にも繋がります。
余った脂質が排泄されるので、便がするりと出るようになるのです。いずれにしても、便秘になると腸内で悪玉菌が増えて有害物質が多く作られようになることで、血圧を調整する自律神経の働きを妨げます。
更に、便がなかなか出ないとトイレで力むことで血圧が上がってしまいます。ですが、荒木式食事法を既に行っている人には、実際に高血圧が下がるのはもちろん、すんなりと便が一本出て便秘がしなくなったという人が多いようです。